コラム

2022.04.07

不動産売却の流れ

今回は業者探しから物件の引き渡しまで、不動産売却手続きがどのような流れで進んでいくのかをご紹介します。

不動産業者探しと査定

●一括見積り・相見積もりサイトを使う

不動産売却における最初の作業は、所有している土地や建物の売却を仲介してくれる業者を探すことです。
一般的に手軽な方法は一括見積もりや相見積もりのサイトに登録をしてみることです。
ただ、営業電話が多くかかってくる可能性もあります。
ネットの一括見積り等を使って大まかな地域の相場を調べて、近隣の地域密着の不動産屋などを検索して探すのがおすすめです。

●不動産業者と正式契約を結ぶ

契約する不動産業者を決めたら、売却に関する各種手続きを委任し、その対価として仲介手数料を支払う「媒介契約」を結びます。
媒介契約についてはこちらでチャック


不動産の売り出し

不動産の売り出しに関しては、売り主として特に何かをする必要はありません。
媒介契約の締結時に不動産のパンフレットなどを提供していれば、物件広告作りに必要な写真撮影や文言の選択なども含めて基本的に不動産業者がすべて手続きをしてくれるからです。
リフォームや修繕作業が必要な場合、ある程度は平行して作業を進めていくことになるので、不動産次第ではある程度の作業が必要になります。


内覧対応・買い主候補者との交渉

不動産の売り出しが始まると、内覧対応を行う必要が出てきます。
日時を決めて立ち合いを行い、物件の紹介をします。
内覧の立ち合いには仲介業者の営業マンも同性してくれます。
内覧のポイントはこちらをチェック


売買契約の締結

内覧や売り出しを通じて具体的に不動産を欲しいという買い主が現れたら、売買契約の締結です。
出てきた買い主との売買が必ずまとまるわけではありません。
不動産の購入時にはローンを利用するのが一般的であり、買い主がローン審査に落ちてしまうケースも日常茶飯事だからです。
そのため、売買契約の時点では、「ローン審査に落ちたら契約を取り消す」といった文言を加えておきます。
ローンの本審査に通ることが不動産売却における一つのゴールなので、場合によっては売り出しからやり直すこともあります。

売却代金の決済と不動産の引き渡し

無事に買い主が住宅ローン審査を突破したら、売買契約書で決めた決済日に不動産代金の支払いと引き渡しを行います。
1日の間に不動産の名義変更をしたり、売り主から不動産業者へ仲介手数料等を支払ったりするため、時間の取れる日程を押さえておきましょう。
なお、売買契約の締結から不動産の引き渡しまでにかかる時間は、およそ2週間から1ヵ月程度となっています。
居住中の不動産を売る場合、短期間で引っ越しをすることになるため、あらかじめ荷物の整理や新居の準備を進めておくと良いでしょう。
今回は不動産業者探しから引き渡しまでの流れをご紹介しました。
流れを知っていれば、事前に必要な書類や内覧へ向けての準備を先にでき、売却までがスムーズに進みます。