2022.05.12
どこが見られる?不動産査定で損をしないためのコツ
「不動産をできるだけ高く売りたい。」みなさんそう思いではありませんか?
高く売りたいのであれば、高く査定された方がいいです。
では、高く査定されるために何をすればいいのか?
今回は査定の時に見られているポイントをご紹介します。
不動産査定で見られる7つのポイント
●不動産の立地
●立地の状態
●建物の築年数
●建物の間取り
●建物の設備と劣化具合
●建物の施工や販売をした会社のブランド
●マンションの管理の状況
不動産の立地
閑静な住宅地であることはもちろん、駅やバス停、スーパー、市役所などといった、生活に必要な周辺施設へのアクセスが良いかが注目されます。
また、日当たりや風通しの良さも査定に影響します。
周辺環境という外的要因ち物件内の環境という内的要因という2点が査定に影響いたします。
土地の状態
売却したい不動産が土地もしくは土地付きの建物の場合はその土地の状態も注視されます。
土地が扱いやすい形なのかということが査定に関係します。
広くて扱いやすく、地盤改良の必要がない土地であれば、査定額も高くなります。
建物の築年数
中古住宅の築年数は査定結果に大きな影響を与えます。
築年数が浅いほど金融機関の担保評価や買主の需要が高いため、査定結果も高くなる傾向があります。
建物の資産価値を測るひとつの指標として、「法定耐用年数が何年残っているか?」という考え方があります。
法定耐用年数は物件の構造によって異なります。
構造
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年数
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軽量鉄骨造
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19年
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木造
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22年
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鉄骨造
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34年
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鉄筋コンクリート造
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47年
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建物の間取り
建物の間取りも査定で見られる重要のポイントです。
変わった間取りの場合は多くの需要が期待できないため、査定結果が低くなる可能性が高いと言えます。
リフォームによる間取りの改善も検討できますが、工事にかかった費用を売却価格に上乗せできるかどうかは非常に難しいポイントです。
建物の設備と劣化具合
持ち主がいかに維持・管理をしてきたかも、査定価格に影響します。
最も分かりやすいのが、水回りや冷暖房の設備、太陽光パネルなどです。
住宅設備は15~20年に1回修理が必要になることが多いですが、ちょうど設備が壊れそうなタイミングで売りに出したら、買主は購入後すぐに修繕手続きをする必要があるので損です。
一方で売却直前に売主が修理してくれていたら、少なくとも10年以上はそのまま使えるのでお得です。
このように、売主がどれだけ頻繁に管理をしていたかでダイレクトに価格への影響があります。
建物の施工や販売をした会社のブランド
建物の施工や販売をした会社に信頼性があるのかも査定において影響を及ぼします。
大手業者が手掛ける有名ブランド・シリーズなら、築古でもそれだけで価格が上乗せされる可能性があります
マンションの管理の状況
部屋や物件そのものだけではなく、周辺の環境・状況も査定額に影響します。
マンションの場合は、部屋の評価が高くてもエントランスなどの共有部分が片付いていなかったり、散らかっていたりする場合は査定額が下方修正されてしまいます。
まとめ
査定の際は今回ご紹介した項目をチェックしており、重視するポイントは不動産会社ごとに異なります。
対策を練っておけばある程度の高い査定結果が期待できます。
しかし、対策の中には費用を伴うものがあり、それらの費用を必ず回収できるとは限らないので注意が必要です。
中古住宅を少しでも高く売却したい場合は、不動産会社に相談しながら対策を練ることと複数の不動産会社に査定を依頼してみるのがおすすめです。