コラム

2022.05.26

遠方の不動産はどう売却する?

相続等で遠方の不動産を手に入れた場合、移住する予定がないなら売却するのがおすすめです。
遠方の不動産はどう売却していくのがいいのか。
今回は、遠方の不動産を売却するときのポイントを紹介いたします。

遠方の不動産売却はどんな不動産会社に相談する?

遠方の不動産を売却する際は、売却する物件の近くにある不動産会社にご相談することをおすすめします。
不動産会社は店舗周辺の地域で営業をしており、その地域でのノウハウがあるからです。
遠方の不動産を売却する場合、売却活動の大半を業者に任せることになります。
当然ながら、距離が遠い分だけ業者の活動を詳しくチェックできないため、遠方の不動産売却では信頼できる不動産業者と契約することが重要です。
ただし、仕事の細やかさや信頼感は目に見えるものではありません。
ある程度、付き合っていかないとわからないものなので、短期間の付き合いになる不動産売却では、「相場に対してどの程度の査定結果を出してくるか」「担当営業マンの態度が良いか」を契約の基準にすると良いでしょう。
基本的に、不動産は相場付近の価格で売れることが多いです。
不動産の情報サイトや全国の不動産成約価格などを公表しているレインズなどを利用しておおまかな地域相場を把握しておき、相場より高すぎたり安すぎたりする業者を除けば最低限信頼できる不動産業者を獲得できます。

遠方の不動産を売る場合の注意点

●こまめに連絡を取る

遠方の不動産売却では、売り主の関わりが少ないからこそ物件の売り込みを後回しにされてしまう可能性があります。
不動産業者が常に複数の不動産を扱っている以上、どの物件を優先するかは不動産業者次第なので、少しでも物件の優先度を上げてもらうためにもこまめな連絡を心がけましょう。
また、積極的に連絡を取ることで、物件に対する問い合わせがどの程度きているのかなども把握できます。
業者に売却を任せきりにするのではなく、不動産を売るための協力を惜しまないという姿勢を見せることも、不動産売却では重要です。

●売却期間や値引きに関する条件を決めておく

「○ヵ月以内に売りたい」「○万円までなら値引きして良い」といった事情も不動産業者に伝えておきましょう。
これらの情報を不動産業者に伝えておけば、内覧などで問い合わせがきた際、売り主に確認を取ることなく回答してもらえます。
買い主の質問に対する回答が遅れると、待っている間に別の物件へ興味が移ってしまうこともあるため、注意が必要です。

まとめ

遠くにある不動産を売却することになったら、現地で営業をしている不動産業者を頼ることをおすすめします。
ただ、不動産売却に積極的な姿勢を見せないと、土地や物件の売り込みを後回しにされてしまう可能性もゼロではありません。
地図アプリなどを使って現地の状況を確認したり、売却の条件を事前に伝えたりして、不動産業者の営業がスムーズに進むように協力しながら売却活動を進めましょう。