2022.06.02
急いで不動産を売りたいけどどうすれば?
相続や引っ越し、支払い等の事情などがあって不動産の売却を急いでいる場合におすすめしたいのが、不動産会社による買取サービスの利用です。
不動産会社に仲介をしてもらって、市場で買い主を探す一般的な不動産売却とは異なり、買取サービスを使えば短期間で不動産を現金化できます。
ただ、買取にもメリット・デメリットがあります。
今回は買取の流れやメリット・デメリットをご紹介いたします。
不動産の買取とは?
不動産の買取とは、土地や建物を直接不動産会社に買い取ってもらうことです。
少しでも早く売却したい場合や、古い物件や難ありの土地で売るのは難しい場合に利用されます。
仲介では、売却できなかったため買取で不動産を現金化するケースも少なくありません。
仲介との違いは?
賃貸にする場合
●メリット
①定期収入が得られる
→普段の収入の他に毎月家賃が入ります。
②お部屋を手放さなくて済む
→将来的に再度使用することもできます。
③経費が控除される
→賃貸に出すことでかかる費用(管理費や修繕費用、ローンの支払利息等)は、不動産所得から控除されます。
不動産所得から経費を差し引きマイナスとなった場合は、他の所得から差し引くことができます。
④担保にして融資が受けられる
→ローン完済の場合ですが、不動産を担保に融資を受けることができます。
●デメリット
①初期費用がかかる
→住んでいるお部屋を賃貸にする場合、なかなか「そのままで」とはいきません。設備の刷新、ハウスクリーニング等、初期費用がかかります。
②空室になってしまうリスク
→賃借人が決まっても、ずっと入居しているとは限りません。
③維持費と手間がかかる
→固定資産税・都市計画税、管理費・修繕積立金等の負担が続きます。
設備の故障などでの臨時の支出や、入居者退出の際のリフォーム代など不定期の支出もあります。
④賃借人トラブルのリスク
→お部屋を汚されたり、家賃の滞納などが起こる可能性があります
⑤お部屋を自由にできなくなる
→一度賃借人が入ると、
持ち主の都合でおいそれとは出て行ってもらえません。
契約を解除したい場合は、賃貸借契約書に基づいて、「正当な理由」をもって「更新しない旨」の通知が必要となります。
⑥売却しづらくなる
→
「とりあえず賃貸にしておいて市場をみて売りに出そう」
と思っても、賃借人が入っている場合、「オーナーチェンジ物件」となり、空室引き渡し物件よりも安くなってしまうことが一般的です。
売却する場合、賃貸にする場合のどちらもメリット・デメリットがあります。
どちらを選んだらいいのかは、お客様のご状況やご希望次第です。
どちらにするのか、検討中の方はぜひ当社にご相談ください。