コラム

2021.12.30

住宅ローンのある不動産は売却できるか?

ローンの返済中だから引っ越すことができない、売却できないと思っている方も多いと思います。
実はローン中の家でも売却して買い替えることができます。


ローン中に不動産を売却するには?

住宅ローンがあっても売却活動を進めることは可能ですが、売買契約が完了して新しい買主に物件を引き渡す時には住宅ローンを完済し、抵当権の抹消手続きをしている必要があります。

そこで1つ心配になってくるのが、家の売却価格が住宅ローンの残債額を下回ってしまう状態です。
そんな状態での売却方法についてご紹介いたします。

自己資金を使って完済する


自己資金を充当することで住宅ローンの残債額を解消できる場合には、自己資金も残債に充てて住宅ローンの返済を終えます

住み替えローンを利用する


新しい家を購入する際に、古い家の売却益や自己資金で払いきることができなかった住宅ローン残債を、新しい家の住宅ローンに合算することができます。
住み替えローンを利用する際、金融機関による審査が行われるほか新居を購入しなければならないなどの制約はありますが、それ以上に古い家で払いきれなかったローン残債を新しい住宅ローンに合算できる点が、債務者にとって最大のメリットです。

無担保ローンを利用する


土地や家を担保に取らずに利用することができるローンを利用して完済します。
使用用途の多様性、保証人の必要なし、最短でその場で融資に至ることもあるなど無担保ローンには多くのメリットがある一方、住宅ローンに比べて金利が高い、借入可能金額が低いなどデメリットも多くあります。

任意売却を利用する


どうしても家を売らなければならない事情はあるもののどう頑張っても住宅ローンの残債を完済することができない場合に使う「最後の手段」です。
任意売却を行う際は下記の条件があります。
①住宅ローンを6ヶ月以上滞納している
②家の権利が債権回収会社や保証会社に移っている必要がある
住宅ローンを6ヵ月以上滞納している場合は債務者の個人情報も金融機関のブラックリストに乗ってしまう可能性があります。
もちろん下記のようなメリットもあります。
①ローン残債を分割で返済していける(通常は一括返済)
②ローン残債を返済して余ったお金は自分のものになる
③家売却の際にかかる費用は売却額の中から充当できる

現在の家の売却を迫られているものの本当にローンを完済することができず困っている場合には、メリットとデメリットを理解したうえで任意売却の利用を検討してみる必要があります。

そういったお悩みを抱えている方はぜひフィールドリームにご相談ください。
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