2022.03.24
どこをリフォームすると売れやすくなる?高く売るためのポイント
不要になった不動産。経年劣化によって高く売れないのではないかとご相談いただくことがあります。
高く売るためにはあちこちリフォームをした方が良いと思っていませんか?
答えは必ずしも「YES!」ではありません。
中古住宅の強みは買主が自由にカスタマイズできることです。
ですので、リフォームが必ずプラスになるとは限りません。
今回は、経年劣化した不動産を売れやすくするためにどこをリフォームするといいのかご紹介していきます。
壁紙、床、水回り
壁紙編
リフォームすると売れやすくなる1つ目の箇所は「壁紙」です。
壁紙(クロス)の汚れや黄ばみは、もっとも経年劣化を感じさせます。
どんなにきれいに使っているつもりでも、傷や汚れは築年数の経過とともに顕著になっていきます。
部屋が広くても日当たりがよくても、壁紙が剥がれていたり汚れていたりすると内見の際によい印象を持たれません。
タバコのヤニによる黄ばみは、その臭いはさらにマイナスポイントになります。
リーズナブルな白の壁紙に張り替えることで、部屋全体が一気に明るくなります。
費用対効果の点でもっとも効率のよいリフォームなのでおすすめです。
床編
リフォームすると売れやすくなる2つ目の箇所は「床」です。
壁紙と同じく、床の傷は他人から見るととても目立ちます。
光が反射すると一層細かい傷が見え、年季を感じさせてしまうからです。
築年数が浅く目立った傷がない場合は、部分的にホームセンターで売っているキットを使いDIY補修するのも手です。
ただし、コツが要りますので慎重におこなってください。
床材はシンプルなフローリングがおすすめです。
表面が傷コーティングされているフローリングは万人受けし、掃除も楽です。
畳は劣化しやすくメンテナンスに費用がかかるので、思い切ってフローリングに変更すると良いです。
トイレ編
リフォームすると売れやすくなる3つ目の箇所は「トイレ」です。
築年数が10年を経過したらトイレの交換はした方がいいです。
なぜなら、トイレに限らず設備の法定耐用年数は10年が目安だからです。
洋式の場合も、売却を機に最新型のトイレに交換しましょう。
トイレはどんどんコンパクトに進化していて、掃除もしやすい形状のものが普及しています。
ウォシュレット、温水便座、タンクレスのトイレは好印象です。
リフォームにかける費用は100万円以内に収める
リフォームにかける費用はできるだけ安く収めるのがコツです。
見栄えをよくしようするあまりリフォームにお金をかけすぎてしまうと結果的に高く売れても手元にお金が残らないこともあります。
部屋の広さや間取り、築年数、戸建てかマンションかにもよりますが、リフォームは100万円以内に収めるよう簡易リフォームにするのがベターです。
また、リフォームの前に必ず複数のリフォーム業者に連絡して見積もりを取りましょう。
リフォームには材料費のほかに工事費もかかります。
「諸経費」という名目でよくわからない料金を上乗せしてくる悪徳業者もいますので注意してください。
「高く売りたい」と先走ってあれもこれもとリフォームしようとすると、お金がかかるだけでなく、買主にとっては自分たちでカスタマイズできる楽しみを奪われて「余計なお世話」になってしまうことも多くあります。
できればリフォームする前に、不動産会社に相談しましょう!
どこをリフォームするべきか、しないほうがよいのかは、プロの視点で客観的に判断したほうが確実だからです。
また、売買だけでなく賃貸もおこなっている不動産会社であれば、提携しているリフォーム業者を紹介してくれる可能性が高いです。
自分でリフォーム業者を探すより断然効率が良いです。
まずはプロに相談するのが早く売るコツです!