2022.02.17
売却がいい?賃貸がいい?
ご所有のお部屋を使わなくなった際の選択肢として
・売却する
・賃貸にする
この2つのケースがあります。
それぞれどんなメリット・デメリットがあるか紹介していきます。
売却する場合
●メリット
①まとまったお金が入る
→売却したお金が現金として手に入ります。
②維持費の負担・住宅ローンの返済がなくなる
→固定資産税・管理費・修繕積立金等の負担がなくなります。
ローンの返済などの月々の負担もなくなります。
●デメリット
①結果的に損をする場合がある
→売却後に不動産価格が上昇した場合、後で売った方が高く売れるケースがあります。
②同じお部屋を手に入れることが難しい
→思い入れがある物件でも、一度手放してしまえば、再度同じお部屋を買い戻すことは難しくなります。
③売却できない
→売却は住宅ローンを全て返済しきってしまわないと、できません。
売却できる価格が住宅ローンの残債よりも安い場合は、手持ちの資金を充当して住宅ローンを完済する必要があります。
賃貸にする場合
●メリット
①定期収入が得られる
→普段の収入の他に毎月家賃が入ります。
②お部屋を手放さなくて済む
→将来的に再度使用することもできます。
③経費が控除される
→賃貸に出すことでかかる費用(管理費や修繕費用、ローンの支払利息等)は、不動産所得から控除されます。
不動産所得から経費を差し引きマイナスとなった場合は、他の所得から差し引くことができます。
④担保にして融資が受けられる
→ローン完済の場合ですが、不動産を担保に融資を受けることができます。
●デメリット
①初期費用がかかる
→住んでいるお部屋を賃貸にする場合、なかなか「そのままで」とはいきません。設備の刷新、ハウスクリーニング等、初期費用がかかります。
②空室になってしまうリスク
→賃借人が決まっても、ずっと入居しているとは限りません。
③維持費と手間がかかる
→固定資産税・都市計画税、管理費・修繕積立金等の負担が続きます。
設備の故障などでの臨時の支出や、入居者退出の際のリフォーム代など不定期の支出もあります。
④賃借人トラブルのリスク
→お部屋を汚されたり、家賃の滞納などが起こる可能性があります
⑤お部屋を自由にできなくなる
→一度賃借人が入ると、
持ち主の都合でおいそれとは出て行ってもらえません。
契約を解除したい場合は、賃貸借契約書に基づいて、「正当な理由」をもって「更新しない旨」の通知が必要となります。
⑥売却しづらくなる
→
「とりあえず賃貸にしておいて市場をみて売りに出そう」
と思っても、賃借人が入っている場合、「オーナーチェンジ物件」となり、空室引き渡し物件よりも安くなってしまうことが一般的です。
売却する場合、賃貸にする場合のどちらもメリット・デメリットがあります。
どちらを選んだらいいのかは、お客様のご状況やご希望次第です。
どちらにするのか、検討中の方はぜひ当社にご相談ください。